はぁ…二度と話さなくて済むように、口をピアノ線で縫い付けたい…
うさ井さん、こんにちは。
外科手術には専門的な技術が必要だから、自分の口とは言え、縫うのはやめておこうね。
いったいどうしたの?
あぁ、ほん太くんか。こんにちは。
人に何かを伝えるのが苦手で、うまく話せないんだよ…
そんな自分を見下して何か言おうとする人の口を、事前に縫い付けたいんだよ…
他人の口は、もっと縫い付けたらいけないよ。
『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉/著 ダイヤモンド社 2023年)という本を紹介するから、早まらないでね。
『頭のいい人が話す前に考えていること』一行紹介:
頭のいい人の思考を明確にすることで、だれでも“頭のいい人”になれることを目指して書かれた本。
今回は、話題書『頭のいい人が話す前に考えていること』の中から、いくつかポイントを選んで紹介します。
そもそも「頭のいい人」ってどんな人?
本当に頭のいい人とは、どんな人でしょう。
相手を論破できる人?
偏った情報を振りかざして、マウントをとる人?
そうではありません。
それは、「大切な人を大切にできる人」です。
これは著者の安達さんの経験から来ている言葉。
前に、大切な人を病気で亡くしているそうです。
その当時は仕事が忙しくて、満足できるコミュニケーションはとれていなかったとのこと。
今でも、後悔していることの一つだそうです。
大切な人を大切にできるよう、丁寧で知的なコミュニケーションを目指しましょう。
そしてもう一つ。
頭がいいかどうか決めるのは、自分ではありません。
頭の良さは、他人が決めます。
相手の立場に立って考えるクセをつけるのが、とても大事です。
自己満足ではなくて、他の人に役立つ“頭の良さ”でありたいな。
確かに、頭がいいと思われていれば、信用されるよね。
そうすれば、他人を意のままにあやつれるもの。
(意のままにあやつる?)
…「信用してもらえれば、協力してくれる」ってことを言いたいだけなんだよね?
日本語って難しいからね…
では、どう話せば「頭がいい」と思われるのか、本の中からピックアップして紹介します。
頭がいい人の話し方のコツ ①「客観視」 残念な話し方はやめる
日本語には、とりあえず口にすれば場が持つオールマイティな文があります。
それは、「すげぇやべぇ。まじエモい」です。
でも、頭が良くは思えません。
小並感に満ちあふれていますよね。
これはやめた方がいいです。
次に、「少ない情報を信じて発信」しているのも、頭が良く見えないですよね。
「●●の社長が言っていた」「インフルエンサーが薦めてた」ばかり話していると、自分の意見がないように見えてしまいます。
こんな風に話す人がいたら、「あの人、話浅いよね(笑)」と思われがちです。
話が浅い人の特徴は3つ。
・根拠が薄い
・言葉の「意味・定義」を良く考えずに使う
・成り立ちを知らない
こうならないため、話を深くするためのポイントは2つ。
①自分の意見と真逆の意見も調べる
②統計データを調べる
です。
人は都合のいい意見ばかり集めがち(確証バイアスと言います)なので、意識して幅広い情報に当たることが必要です。
「浅い話し方をしていないかな?」と、自分を冷静に見てみるといいんだね。
冷静さには自信があるよ!感情的にならないタイプだから。
昔から「うさ井さんって、目はいつも笑ってないよね」って言われるよ。
…うさ井さん。感情を取り戻そう?
とりあえずハグしようか…
集めた情報を伝えるときにも、気を付けなくてはいけないことがあります。
頭がいい人の話し方のコツ ②「整理」 話を分かりやすくする
整理して話しなさいとはよく言われますが、つまりはどういうことでしょう?
それは、「相手の聞きたいことから話す」ということです。
「まずは結論から話しなさい」というのも、つまりは「私が一番知りたいことから話してね」ということ。
…でも、そんなのってわからないですよね。
エスパーじゃないし。
そういう時はどうするか?
「結論は何かを、相手に聞く」です。
一見失礼な感じがします。でも、整理されていない話に時間を使わせる方が、よっぽど失礼ですよね。
相手が「わかっている人」ならば、どんな結論をもとめているか説明してくれるはずです。
もう一つ「整理」で大事なことは、「事実と意見を混同しない」です。
事実+感想=意見です。
事実を求められたら事実を、意見を求められたら意見を述べてください。
事実を聞かれているときでも、自信がなくて、ついつい「●●と思うんですけど…」って言っちゃうこと、あるよね…
無 い よ 。
絶 対 に 、 無 い 。
(ゆるぎない“事実”!?)
今回紹介したのは、本の中のごく一部です。
本では「7つの黄金法則」と「5つの思考法」として、分かりやすく書かれています。
まとめ
今回は『頭のいい人が話す前に考えていること』を紹介しました。
ポイントをまとめます。
- 頭のいい人とは、大切な人を大切にできる人。
- 意識して幅広い情報を仕入れることで、話を深くする。
- 結論とは「相手が一番聞きたいこと」。事実と意見を分けて伝える。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
またお会いできるのを楽しみにしています!
うさ井さん。
これからはうまく伝えられそう?
うん。もう大丈夫。
とりあえず毎回「ほん太くんが言ってたんだけど」って言っておけば、上手に話せそうだよ。ありがとう。
…あのね、信じてもらえたのは嬉しいよ。
でも、ちょっとずつでいいから、うさ井さん自身の意見も育てようか。