柴犬社長が教える「モチベーションを絶対下げない」裏ワザと休憩術
🌟 導入:読書はできたけど、続かない!
場所は明るい社長室。
柴犬社長は、自分のデスクに届いたばかりの段ボールに入った新しい紙の本の匂いを、満足そうに嗅いでいた。
新人のハスキー君は、前回社長に勧められた『チーズはどこへ消えた?』の本を手に持ち、やや元気がない。

社長!おかげさまで1冊読み切れました!
…でも、2冊目に入ったら、またやる気が砂のようにサラサラと消えて、本を開くのが億劫なんです。
柴犬社長は、すべてを知っていたかのように優しく微笑むと、お気に入りのカップでお茶をすすった。

ハスキー君、よくあることだ。
読書は「初期の挫折」と「モチベーションの壁」の二つの山がある。
今日はその「モチベーションの壁」を壊す方法を伝えよう。

壁ですか!ぼく、もう壁を登る体力がないかも…。

心配するな。
壁を登るとは言っていない。
壁そのものを壊してしまうんだよ。
Part 1: 💖 読書の「壁」をぶっ壊す!

読書の壁を壊す?
具体的には、どうすればいいですか?
柴犬社長は大きく頷き、デスクの上に煎餅を出して説明を始めた。
1. 儀式を作って「壁」から「ご褒美」へ

脳に「これをやると楽しいことがある」と教え込むんだ。
読書を始める前に、特別な儀式を設けなさい。

儀式って……神社みたいにですか?
そういうの、嫌いじゃないですけど……。
読書に効果があるようには思えません。

違う違う。そうじゃない。
例えばそうだな。
普段飲まない高級なコーヒーを淹れる。
アロマを焚く。
そして特上のお煎餅を用意すること。
それが君の読書時間への招待状だ。

(説明にかこつけて煎餅が食べたかっただけだな)
なるほど!
そういえば社長、いつも決まったカップでお茶を飲んでいますね。
あれも儀式ですか?
柴犬社長は愛おしそうに湯呑みを撫でた。
とても深い思い入れがあるようだ。

ふむ。そうだ。
私にとって、このカップと紙の匂いは、最高の「儀式」なんだよ。
2. 5分タイマーで壁を壊す

儀式をしてもやる気が出ないときは、読書の目標を「5分」に設定するんだ。

5分!覚えています!
前回も、「5分筋トレ」のお話していただきましたね!

うむ。覚えていてくれて嬉しいな。
どんなに忙しくても、5分ならスマホを隔離して本に集中できる。
「5分だけは読む」と自分と約束しろ。
5分経ったら、やめてもいい。
柴犬社長はお煎餅をポリポリと一口食べた。
説明の間、常に食べるタイミングをうかがっているように見える。

5分なら、私でもできました!
またチャレンジしてみます!
でも……その間におやつを食べちゃダメですよね?
ハスキー君は、少し意地悪そうに社長の煎餅に目線を移した。
柴犬社長は、少し気まずそうに煎餅から手を離した。

……ごほん。
そうだな。
おやつは「5分」の前に済ませておくんだ。
集中力が途切れても、5分頑張った自分を褒めてやれ。
Part 2: 📕 モチベーションが上がる!柴犬社長の「次の1冊」

モチベーション維持には、読む本そのもののパワーも重要だ。
君のやる気を再び爆発させる「すぐに役立つ」本を紹介しよう。
| ジャンル | おすすめ作品 | 柴犬社長の推しポイント |
| 📘 やる気刺激系 | 『メモの魔力』(前田裕二 著) | 読むだけでなく手を動かす習慣に繋がりやすく、読書から一歩踏み出すきっかけになるぞ。 |
| ✨ リラックス系 | 『ざんねんないきもの事典』(今泉忠明 監修) | 1テーマ数ページのコミカルな図鑑だ。「読書」というより「豆知識のつまみ食い」感覚で読める。息抜きにも最適だ。 |
| 📈 超実用系 | 『伝え方が9割』(佐々木圭一 著) | ページ数は普通だが、見開きで完結する項目が多い。すぐに使えるノウハウが満載で、「読んだら得した!」という喜びが大きいぞ。 |
Part 3: ⭐ 孤独な努力を終わらせる SNSで「共有」の喜び

読書は「最高の一文」を探す宝探しゲームだ。
ハスキー君が頑張って見つけた宝は、誰かに教えてあげるといい。

宝探し!楽しそうです!

見つけた一文をSNSでシェアしたり、誰かに話したりすれば、読書体験が「誰かと繋がる喜び」にも変わる。
これがモチベーション維持の特効薬だ。
SNSでシェアするときは、自分の感想がメインになるよう文章量を調節するんだ。
引用のルールに反するからな。
作者への敬意を忘れるな。

わかりました!
みんなに褒められたら、次の本も読みたくなりそうです!

もちろん、私への報告はいつでも歓迎だ。
おやつを持参して報告に来い。
いつの間にか、柴犬社長は再び煎餅に手を伸ばしている。
我慢が限界を迎えたのだろう。
Part 4: 🐾 疲労をリセットする「アナログ休憩術」
ハスキー君が急にあくびをした。
読書について深く考えすぎたため、脳が疲れてきたようだ。

すみません、社長の前であくびなんて。
読書で頭が疲れてしまったとき、次の5分に備えるにはどうすればいいですか?

休むのが上手な犬は、働くのも上手だ。
脳の異なる場所を使い、意識的にリフレッシュするんだ。
1. 視覚を休ませる「デジタル・デトックス」

活字から目を離し、遠くの景色をぼーっと見つめろ。
ピント調節が必要ない緑や空を見るんだ。
ついでに、日光が当たる場所で5分だけ日向ぼっこをするのもいいな。

遠くを見つめるんですね。
スマホを見るのはダメですか?

それはよくないな。デジタルは脳の休息にならない。
カップに入れた温かい焙じ茶でも飲んで、目を閉じていろ。
2. 聴覚に切り替える「音の休憩」

活字に疲れたら、耳を使といい。
歌詞のない静かな音楽を流して、脳を休ませるんだ。

読書から完全に離れていいんですか?

もちろんだ。
もし不安なら、次に読みたい本のオーディオブックをBGMのように小音量で流してもいい。
これは休憩であり、次の準備だ。
3. 身体を動かす「最小限の運動」

座り続けた身体は凝り固まる。
椅子から立ち上がり、首や肩をゆっくり回すストレッチを5分行うんだ。
可能であれば、近所をゆっくり散歩すると気分が大きく変わるぞ。

わかりました!
ストレッチしてみます!
柴犬社長は立ち上がり、軽く伸びをした後、室内の一角を指差した。
そこには巨大なおやつ箱があり、あらゆる種類の煎餅が几帳面に収められている。

そして、軽食だ。休憩とエサはセットだが、食べ過ぎは眠気の原因になる。
お煎餅は一枚だけにしておけ。
ハスキー君と話しはじめてから13枚目の煎餅を口に入れながら、柴犬社長は言った。
🌟 まとめ:継続は、楽しさの延長線上にある

ハスキー君、モチベーションは根性じゃない。
「ご褒美」と「小さな達成感」で飼い慣らすものだ。

社長!ぼく、休憩時間の散歩中に、落ちているドングリを100個見つけてくることをモチベーションにします!

もう少し簡単な方がいいと思うが、その調子だ!
読書も仕事も、楽しんだ者が勝つ!
数日後。ハスキー君は自分のデスクで仕事をしていた時、一通のメールが届いた。

あ、社長からメールだ。
こないだの相談のことかな。

儀式や5分ルールは試しているか?
もし休憩中の散歩でおいしそうなおやつのお店を見つけたら、私に報告することを忘れるな!

……またおやつ?

柴犬社長のLINEスタンプ作りました。
ほん太のnote:「読書×○○」というテーマで考えをしたためています。


