🐶【読了の新習慣】読んだことを忘れない！

ハスキー君、安心しろ。
脳は「重要じゃない」情報を捨てる天才だ。君の脳が正常な証拠だぞ。
……あと、お寿司の消しゴムを増やさないでほしいのだが？

落ち着け。今は午前10時だから、君はまだお昼ご飯を食べていないぞ。
脳に「これは大事だぞ」と教えるためには、「１分・ひと言」程度のちょっとしたメモをラベルとして貼ってやるだけでいいんだ。

いや、だからあわてるな。
まだひとつも説明していないぞ。ICレコーダーとかカメラは必要ないし。
あわてすぎるのは君の悪い癖だぞ。

（落ち込むたびに寿司消しゴムを増やすようだな）
脳にとって読書は、散らかった部屋に荷物を置くようなものだ。
だが「メモ」を書いて荷物に貼ることで、整理された保管庫に片づけることができるんだ。

正解だ。
ついでに言うと、書くという行為そのものが、脳に「これは大事だ」と刻み込む最強の命令にもなる。

まてまて、あわてるな。１２色もいらない。
今から君に「三色ペン術」を教えよう。
斎藤孝先生が本で紹介していた方法だ。
一番簡単なメモ術、というか線を引くだけだ。

もちろんだ。
むしろ、この緑が一番大事だ。
最初は不器用でもいい。どんどん緑の線を引けば、本は君専用の先生に変わる。

うむ。良い心がけだ。
だが、君が今持っているのは、お寿司消しゴムのかっぱ巻きだな。

君の「好き」を刺激する、つい書き込みたくなる本を紹介しよう。
緑のインクを多めに用意しておきたまえ。

その「汚れ」こそが、君の心が動いた証拠だ。
だが、気になるようならミニサイズのポストイットを使うといい。
３色揃っているものがあるぞ。

図書館から借りた本の場合、ペンはもちろんダメだ。
ポストイットを貼ってはいけないこともある。
注意するんだ。

少し手間だが……。
ノートに都度書くか、スマホのメモアプリなどを使うと良いだろう。
とにかく、読書（インプット）に対し、何か行動する（アウトプット）ことで、記憶に残りやすくなる。
溜まった線やスマホのメモが、君だけの「人生の攻略本」になるぞ。
消しゴムを集めるように、知識を溜めていけば、後で見返した時に大きな自信になる。

メモは勉強じゃない。
自分自身の成長記録だ。

よし、頑張れ。
消しゴムの片づけは……私の仕事かな。

三色ペンは試しているか？
おやつが手元にあると、ペンでの書き込みが疎かになるかもしれない。
その場合は、私のところにおやつを持ってくると良いだろう。
待っているぞ。