AIに物語を書いてもらった その19 金曜日のホラー

【番外編】AIショートショートチャレンジ
ほん太
ほん太

とAIに曜日の物語を書いてもらって、ついに金曜日だね。

うさ井
うさ井

金曜日と言えば、やっぱりホラーじゃない?

ほん太
ほん太

そうだね。抜群の知名度を誇る、あの映画があるからね。

【プロンプト(指示文)】
金曜日のホラー小説を1000文字程度で書いてください。

Gemini
Gemini

はい、承知いたしました。金曜日のホラー小説を1000文字程度で執筆します。


金曜日の訪問者

 午前0時を告げる教会の鐘の音が、古びたアパートの窓ガラスを震わせた。漆黒の闇に包まれた部屋で、僕はノートパソコンの画面を見つめていた。カレンダーに表示された「6月20日(金)」の文字が、やけに不気味に見える。

 僕は今日、締め切りに追われる身だった。担当編集者からの催促メールが山のように届いている。書いているのはホラー小説。しかし、どうしても筆が進まない。登場人物の感情も、物語の展開も、全てが薄っぺらに感じられた。

 集中力を欠いた僕は、ふとSNSを開いた。友人たちの楽しげな投稿が目に飛び込んでくる。「花金!飲みに行くぞー!」「週末はキャンプだ!」

 その中で、一つだけ異様な投稿が目に留まった。差出人は、高校時代の友人、加藤。彼は滅多にSNSを更新しない男だ。投稿には、手書きのような奇妙な文字で書かれた画像が添付されていた。

 「金曜の夜は、扉を開けるな」

 意味不明なメッセージに、僕は眉をひそめた。加藤は昔からオカルト好きだったが、こんな意味深な投稿をするとは珍しい。コメント欄には「どうしたんだ?」「大丈夫か?」といった心配の声が並んでいる。

 すると、僕のスマホが震えた。加藤からの着信だ。こんな時間に、一体何だろう。嫌な予感がしたが、僕は通話ボタンをタップした。

 「もしもし、加藤?」

 聞こえてきたのは、加藤の声ではなかった。低く、唸るような声。それは、人の声とは思えない響きだった。

 「…開けるな…金曜の扉を…」

 ザザザ…とノイズが混じり、通話は途切れた。僕の背筋に、冷たいものが走った。

 その時、玄関のドアが「ドンドンドン!」と激しく叩かれた。心臓が跳ね上がった。こんな時間に訪ねてくる人間などいない。

 僕は恐る恐る、ドアスコープを覗いた。しかし、そこには誰もいない。ただ、漆黒の闇が広がるばかりだった。

 だが、確かにドアは叩かれている。しかも、その音は次第に大きくなり、まるで何かがドアを破壊しようとしているかのようだった。

 「開けるな…」加藤の声が脳裏をよぎった。

 僕は金縛りにあったように動けなかった。全身から脂汗が噴き出す。

 「開けろ…開けろ…」

 ドアの向こうから、複数の声が聞こえ始めた。それは加藤の声によく似ていたが、もっとぞっとするような、異様な響きだった。

 「開けろ…」

 声は重なり合い、こだまする。ドアの蝶番がきしみ、今にも外れそうだった。

 僕は必死に考えた。これは夢なのか?幻なのか?

 だが、ドアから伝わってくる振動はあまりにも現実的だった。

 その時、僕は閃いた。そうだ、この状況を小説に書けばいいんだ!

 僕は震える手でノートパソコンを開き、キーボードを叩き始めた。ドアの向こうから聞こえる声、ドアが破壊される音、僕自身の恐怖。全てを文字に起こした。

 するとどうだろう。ドアを叩く音が、少しずつ小さくなっていったのだ。そして、聞こえていた声も、次第に遠ざかっていった。

 僕は一心不乱に書き続けた。この恐怖を、この体験を、物語として昇華させるんだ。

 夜が明ける頃、ドアを叩く音は完全に止んでいた。外は静まり返り、鳥の声が聞こえる。

 僕は書き終えた原稿を読み返した。そこには、金曜日の夜に体験した、恐ろしい出来事が克明に記されていた。物語の結末は、僕がドアを開けなかったことで、恐怖が去っていくというものだった。

 安堵した僕は、ふと加藤の投稿を思い出した。

 「金曜の夜は、扉を開けるな」

 僕が開けなかったのは、偶然ではなかったのかもしれない。加藤は、僕に何を伝えようとしていたのだろうか。

 僕のホラー小説は、その週のベストセラーになった。しかし、僕は二度と金曜日の夜に、ドアスコープを覗くことはなかった。そして、加藤からの連絡は、それっきり途絶えている。

終わり


ほん太
ほん太

前にクリーチャーが登場するホラー雪山の惨劇 〜肥料袋と血染めの再会〜を書いてもらったけど、今回はじわじわと怖さが来るタイプのホラーだね。

いつも通り、細かいところを読めば不自然なところはあるけれど、それも愛おしくなってきたね。

うさ井
うさ井

主人公のメンタル、強すぎない?

ほん太
ほん太

確かにw

何者かに激しくドアを叩かれる最中に、その状況を小説に書くんだからね。

そのサイコっぷりが一番怖いかもw


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