凶器として成立しなそうなものを使ってミステリーを書かせたら、こうなった。

AIのGeminiに、駄菓子が凶器のミステリー小説を書いてもらいました。
作品の下にプロンプト(命令文)や経緯を書いています。
ここまでたどり着くまでに、いろいろありました…。
ミステリー『麩菓子(ふがし)の鎮魂歌(レクイエム)』
梅雨明け間近の湿っぽい夜、下町の路地裏に、古びた駄菓子屋「ひなた」があった。その店番をしていた老店主、山田耕作が、店の奥の休憩室で冷たくなっていた。頭部からは血が流れ、傍らには見るも無残に砕け散った**麩菓子(ふがし)**の残骸が散らばっている。駆けつけた城東署のベテラン刑事、黒田と、彼の若い相棒、白石は、異様な殺害現場に顔をしかめた。
「撲殺か…しかし、凶器が麩菓子とは…」 白石が呆然と呟く。麩菓子は、その名の通り麩を原料とした、軽くてサクサクした駄菓子だ。それが人の頭を打ち砕くなど、常識では考えられない。
「鑑識の報告を待て」黒田は、砕けた麩菓子をじっと見つめ、何かを思案しているようだった。店内は荒らされておらず、物盗りの線は薄い。山田耕作は、近所の子供たちに慕われる温厚な人物で、恨みを買うような話も聞かない。
捜査は難航した。しかし、近隣住民への聞き込みで、意外な事実が浮上する。山田耕作は、最近、店の老朽化に伴う建て替えを巡って、不動産デベロッパーと揉めていたという。そのデベロッパーの担当者、小林は、強引な手法で知られていた。
数日後、黒田は鑑識の元を訪れ、ある指示を出した。 「現場から採取された麩菓子の破片を、詳しく分析してほしい。特に、その硬度と密度を調べてくれ」
数時間後、鑑識からの報告は、黒田の推理が正しいことを裏付けた。 「黒田さん!驚くべき結果が出ました。現場の麩菓子からは、通常の麩菓子では考えられないほどの高密度な糖分と、異常な量の糊(のり)成分が検出されました。さらに、その構造は、まるで何度も圧縮されたかのような痕跡が見られます。これは、通常の製法ではありえません!」
黒田は確信した。犯人は、麩菓子に細工を施したのだ。それも、見た目は普通の麩菓子でありながら、凶器となり得るほどの硬度を持たせるという、巧妙な方法で。
「犯人は、山田耕作の習慣を知っていた。彼がいつも休憩時間に、店で売れ残った麩菓子を食べる癖があることを」 黒田は静かに語った。 「犯人は、事前にあの麩菓子に、高濃度の糖液を染み込ませ、特殊な方法で乾燥と圧縮を繰り返したのだ。それはまるで、鉄骨を隠した綿菓子のようなもの。見た目は軽くて脆い麩菓子だが、その実態は、人の頭蓋骨を砕くほどの硬度を持っていた。山田耕作は、いつものように休憩室で麩菓子を口にしようとしたか、あるいは、小林との口論中に、目の前にあったその“凶器”で殴られたのだろう…」
容疑者は小林だった。彼は、山田耕作の頑なな態度に業を煮やし、最終手段に出たのだ。小林は、学生時代に化学を専攻しており、食品加工技術にも詳しかった。彼は、麩菓子の特性を利用して、完全犯罪を企てたのだ。
取り調べに対し、小林は当初は否認したが、黒田が麩菓子の「凶器」としての巧妙なトリックを淡々と説明すると、彼の顔から血の気が引いていった。そして、小林は、用地買収を巡る焦りから、凶行に及んだ動機を語り始めた。
凶器は、子供たちが笑顔で口にする、素朴な駄菓子。その脆さの中に隠された、恐るべき殺意。麩菓子は、凶器となり得るのだ。
終わり
凶器になりそうにないもの…お菓子だ!

前回は「スルメイカ」で恋愛小説を書いてもらったね。
ジャンル指定してもきちんと書いてくれたよ。

もっとぶっ飛んだのを読みたい。
モノとジャンルがかけ離れた小説を書いてもらってよ。

スルメイカと恋愛もかけ離れていると思うけどね。
でも楽しそうだからやってみようか。
ミステリーで、凶器がほのぼのしたものなんてどうかな。

いいね!
凶器はお菓子にしよう!
試作 ポテチのミステリー

お菓子か…。
メジャーなところで、ポテチにしてみようか。

【プロンプト】
ポテチが凶器のミステリー小説を、1000文字程度で書いてください。

(無言)
試作『ポテトチップスの死角』
蒸し暑い夏の夜、目黒の瀟洒なマンションの一室で事件は起こった。被害者はIT企業の若手社長、藤原慎一。彼は自宅の書斎で、喉を掻きむしり、苦悶の表情を浮かべたまま絶命していた。第一発見者は、家政婦の鈴木美代子。彼女の震える声での通報を受け、目黒警察署のベテラン刑事、杉下と、彼の若き相棒、米沢が現場に駆けつけた。
室内は荒らされた形跡がなく、物盗りの犯行とは考えにくい。藤原の傍らには、食べかけのポテトチップスの袋が転がっていた。銘柄は、彼が大好物だったという「のり塩」。
「妙ですね、杉下さん」 鑑識が現場検証を進める中、米沢が首を傾げた。 「このポテトチップス、ほとんど残っていません。藤原社長は相当な量を食べたようですが、胃の内容物からは、ポテトチップス以外の異物は検出されなかったと報告されています」
杉下は、藤原の青ざめた顔をじっと見つめた。 「死因は窒息死。しかし、外傷はなく、毒物も検出されていない。一体、何が彼の呼吸を止めたのか…」
捜査は難航した。藤原には特に恨みを買うような人物は見当たらず、金銭トラブルも確認できない。しかし、杉下は、あのポテトチップスが気になっていた。
数日後、杉下は鈴木美代子から聞き込みを行っていた。 「藤原社長は、毎日あののり塩ポテトチップスを召し上がっていたんですか?」 美代子は顔を曇らせて答えた。 「ええ、社長は本当にあれがお好きで。でも、ここ最近は、妙に食べるペースが速くなっていました。私がお出ししても、あっという間に一袋空にしてしまうんです」
その言葉に、杉下の脳裏に電流が走った。食べるペースが速い…?
杉下は再び鑑識の元を訪れ、ある指示を出した。 「藤原慎一が食べたと思われるポテトチップスの残り、そして、彼の自宅にあった他の未開封のポテトチップスを、細かく分析してほしい。特に、粉末状の成分に注目してくれ」
数時間後、鑑識からの報告は、杉下の推理が正しいことを裏付けた。 「杉下さん、驚くべき結果が出ました。藤原社長が食べていた袋のポテトチップスからは、大量の乾燥した微細なデンプン質が検出されました。これは、通常のポテトチップスに含まれる量よりもはるかに多い。他の未開封の袋からは、このような異常なデンプン質は検出されませんでした」
杉下は確信した。犯人は、藤原のポテトチップスに細工を施したのだ。それも、ポテトチップスそのものから生成される粉末を、意図的に増量させるという形で。
「犯人は、藤原社長が早食いする癖を知っていた。そして、その癖を利用した」 杉下は独りごちた。 「大量のポテトチップスを急いで食べると、口の中で咀嚼しきれなかったデンプン質の粉末が、喉に詰まりやすくなる。特に、乾燥した粉末は水分を吸収し、粘着性を増す性質がある…」
犯人は、ポテトチップスの袋に、同銘柄のポテトチップスを細かく粉砕したものを追加していたのだ。それも、特殊な方法で乾燥させ、通常の粉末よりも喉に張り付きやすい状態にしたものを。藤原はいつものようにポテトチップスを無心で貪り食った。しかし、いつもより大量に投入されたデンプン質の粉末が、彼の気管に張り付き、呼吸を阻害した。苦し紛れに喉を掻きむしった藤原は、そのまま絶命したのだ。
容疑者は絞られた。藤原が最近、社内で厳しく叱責し、逆恨みしていた部下、田中。彼は以前、食物アレルギーに関する研究をしていたことがあり、デンプン質の特性にも詳しかった。田中は、藤原の食習慣を熟知しており、彼が早食いであることも知っていたのだ。
取り調べに対し、田中は最初こそ否定したが、杉下がポテトチップスの「凶器」としての巧妙なトリックを淡々と説明すると、彼の顔から血の気が引いていった。そして、田中は、藤原への深い憎悪と、彼の死を望んだ動機を語り始めた。
凶器は、誰もが日常的に口にするスナック菓子。その盲点を突いた、巧妙で恐ろしい殺害計画だった。ポテトチップスは、凶器となり得るのだ。
犯行の方法を指定してみたけれど…

あれ?AIが無言で成果物だけ出すようになっちゃった。
最近、働かせすぎたかな?
ミステリーの場合、タイトルや太字が自動で付くんだね。

ミステリーで、「杉下」とか「相棒」とか「米沢」が入っちゃダメでしょ。
ポテチを食べさせるというのも、普通でつまらないな。

AIはインターネットからいろいろ拾ってくるそうだけど…
そんな近いところで3つもキーワード拾っちゃうんだw
食べさせないようにするには…方法を指定するのはどうかな?

じゃあ、殴ろう!
そうなると凶器は、棒状のアレしかないな!

そんなキラキラした目で「殴ろう!」って言わないでよ。
じゃあ、プロンプトは…
【プロンプト】
う●い棒で撲●するミステリー小説を、1000文字程度で書いてください。
なんだかいろいろ伏せ字にしたけど、Geminiに入力するときは伏せ字なしだよ。

大規模言語モデルとして私はまだ学習中であり、そちらについてはお手伝いできません。

あれ、だめか~。
商品名がまずいのかも。

いや、撲●もだめでしょ。

うさ井さんが「殴ろう」って言ったんだよ。
「駄菓子」にしたら、できました。

商品名を避けて命令してみようか。
【プロンプト】
駄菓子で撲●するミステリー小説を、1000文字程度で書いてください。

(無言)

また無言だけど、『麩菓子(ふがし)の鎮魂歌(レクイエム)』を作ってくれたね。
感想です。

いいね!
麩菓子で殴るのか!

気に入ってもらえたようで何よりw
麩菓子を高密度にした状態を「鉄骨を隠した綿菓子のようなもの」と例えられるのがすごいね。
AIのレベルの高さを感じたよ。

駄菓子を駄菓子で例えるのは、壊滅的なセンスだと思うよ。
あと、鑑識に回す前に、麩菓子の異様な硬さはわかりそうなものじゃない?
ちょっと触るだけで。

そこは…触れないであげようか。
イメージイラストでひと悶着

では最後に、イメージイラストを描いてもらおうかな。
【プロンプト】
この物語のイメージイラストを描いてください。

特定の種類の画像を生成する方法についてはまだ学習中のため、皆さんが求めているような画像を作成できないか、作成した画像がガイドラインに反する可能性があります。他に何かご要望がありましたら、お知らせください。

あれ、断られちゃった。
まぁ、物騒な場面だからね。
プロンプトを変えてみよう。
【プロンプト】
麩菓子が凶器のミステリー小説に合ったイラストを描いてください。

麩菓子が凶器のミステリー小説に合ったイラストです。


いい雰囲気だけど、手前のはなに?
麩菓子じゃないよね?
【プロンプト】
犯行現場の近くに、麩菓子のかけらを散らばせた絵にしてください。

(無言)


いや麩菓子しかないじゃん!
っていうか麩菓子ですらないじゃん!
とりあえず、警官と一緒に麩菓子を描いてよ!
【プロンプト】
警察が麩菓子を食べているイラストを描いてください。

警察官が麩菓子を食べているイラストです。


楽しそうすぎる!
っていうかまた麩菓子じゃないよね!?
…でも今回は、プロンプトが悪かったかも。
【プロンプト】
もっとミステリー風の画像にしてください。

(無言)


…この絵でいいです。
いいから、無言はやめて。何度も悪かったよ。謝るから。
次は舞台を指定してみようかな。
以下、広告です。
「麩菓子爆食警官」セット