「悲しいはずなのに、涙も出ない」
「ただただ、無表情で時間が過ぎるのを待っている」
そんなふうに、心がフリーズしてしまったあなたに贈ります。
感情をなくしたハスキー君と、色を失った消しゴム
いつもの社長室。
しかし、今日の空気はどこか冷たく止まっている。
ハスキー君は、いつものように社長のデスクに向かって立っているが、その目はなにも映していない。
机の上には、いつものパンや動物の形をした楽しい消しゴムは1つもない。
そのかわり、真っ白で四角い、事務的な消しゴムが淡々と並んでいる。

おや……ハスキー君、その消しゴムはどうしたんだい?
まるで心が色を失ってしまったみたいだ。
なにか、あったのかい?

……あ、社長。
すみません、気づかなくて。
なんだか最近、とっても忙しかったんですけど……。
ふっと我に返ったら、嬉しいとか悲しいとか、よくわからなくなっちゃって。
叱られても「あ、そうなんだ」って思うだけで……。
心が石になっちゃったみたいです……。
柴犬社長は、ハスキー君の手を肉球で包み、そっと数冊の絵本を差し出した。
Part 1:心がフリーズするのは、自分を守るための防衛反応

ハスキー君。
君の心が石になったのはね、これ以上傷つかないように、心が一生懸命「シャッター」を下ろしたからなんだよ。
それは、君が自分を守ろうとした証拠。
ちっともおかしくないんだ。

シャッター……ですか?
でも前みたいに、楽しくいたいんです。
どうしたら良いですか?
笑いたくても、上手に笑えないんです……。

だったら、無理に笑おうとしなくていい。
まずは、この本を眺めて、止まってしまった「涙の蛇口」を、少しだけ緩めてごらん。
Part 2:凍った心を溶かす、「そばにいてくれる絵本」
柴犬社長が選んだのは、元気になる絵本……ではなく、どこか悲しい、けど寄り添うように優しい絵本だった。
| タイトル | 柴犬社長のメッセージ | ハスキー君の感想 |
| 『わたしのげぼく』 | 大切な人も、いつかはいなくなる。猫の視点から見た、飼い主への最後のメッセージだ。 | えぐっ。一緒にいてくれる人たちを、もっと大事にしなきゃ……。 |
| 『セミ』 | 誰にも認められずに働くセミの話だよ。最後のシーンの捉え方は、人によって差が出そうだね。 | ふぐぅっ……。共感が止まらないです……。このセミ、絶対最後は、幸せになっているはずです! |
| 『にげてさがして』 | どうしようもないときは、私のところに逃げておいで。無理して立ち向かう必要がないことだって、あるんだよ。 | え~ん!社長、ありがとうございます!自分を見てくれている人って、きっといますよね! |
| 『おおきな木』 | 無償の愛を感じる絵本だけど、大人になって読むと、少し後悔も感じるんだ。 | うわ~~ん!ぼくも、大切に守られてきたんですね!育ててくれた人に恩返ししたいです! |
| 『100万回生きたねこ』 | 定番の絵本だね。「愛」という言葉を使わずに愛を描いているのが素晴らしいね。 | うわぁぁぁぁん!誰かを好きでいられるって、こんなにも幸せなんですね! |
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わたしのげぼく [ 上野そら ] セミ [ ショーン・タン ] にげてさがして (一般書 491) [ ヨシタケ シンスケ ] おおきな木 [ シェル・シルヴァスタイン ] 100万回生きたねこ (講談社の創作絵本) [ 佐野 洋子 ]Part 3:石化が解け、ハスキー君が「自分」に戻る時
静かな部屋に、ハスキー君の鼻をすする音が響きました。

……うっ。
……ああ、僕、本当はすごく怖かったんだ。
独りぼっちで、誰にもわかってもらえなくて……寂しかったんだ……

それでいい、ハスキー君。
泣けるようになったのは、君の心がまた「動きたい」と息をし始めた証拠だよ。
🌟 まとめ:涙のあとに、色が戻る

社長……。
なんだか、景色がさっきより色鮮やかに見えます!
涙でぼやけてるんですけどね!
完璧に!……は戻っていませんが、ずっと元気になったような気がします!
そう言うとハスキー君は、事務的な四角い消しゴムを、大切そうにポケットの奥へしまいまった。

この消しゴムは、ぼくが頑張りすぎたとき用のお守りにしておきます!
今度社長室に来るときは、また楽しい消しゴムを持ってきますね!

きみが元気になってくれると、私もうれしいんだ。
また心が疲れたら、いつでもここへおいで。
ここには、君を抱きしめるための言葉たちが、たくさん並んでいるからね。
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ほん太のnote:「読書×○○」というテーマで考えをしたためています。

柴犬社長のLINEスタンプ作りました。

